この度はXPPen Deco 01/Deco mini7ペンタブレットをお買い上げいただきありがとうございます。本ユーザーマニュアルは、製品の機能と特徴を詳細に説明するために作成されています。製品を安全かつ適切に使用するために、ご使用前に本マニュアルをお読みください。
製品の継続的な改良のため、掲載内容が実際の製品とはデザイン・仕様が一部異なる場合がございます。また、本マニュアルは予告なく変更されることがあります。
注意:本ユーザーマニュアル中の画像はすべてイメージです。デバイスに付属するマニュアルは、モデルによって異なる場合があります。
1.1 製品概要
1. ショートカットキー
2. インジケータランプ
a. 点滅:スタイラスペンが作業エリア内にあるが、接触していない。
b. 常時点灯:スタイラスペンが作業エリアに接触している。
c. 消灯:スタイラスペンが作業エリア外にある。
3. USB-Cポート
4. 作業エリア
1.2 付属品リスト
1 x スタイラスペン
1 x スタイラスペンスタンド(Deco 01 V3のみ)
1 x 手袋(Deco 01 V3のみ)
1 x USB to USB-Aケーブル
1 x 保護フィルム(Deco 01 V3のみ)
8 x 替え芯
1 x USB to USB-C変換アダプタ
*このリストは参考用です。実際の製品をご参照ください。
2.1 パソコンとの接続
USB-C to USB-Aケーブルを接続するには、USB-A側をパソコンのUSBポートに、USB-C側をタブレットのUSB-Cポートに差し込んでください。
2.2 Androidスマホまたはタブレットとの接続
OTGアダプターを介してUSB-CケーブルをAndroid端末とペンタブレットにそれぞれ接続してください。
製品はデフォルトでフル作業エリアマッピングに設定されています。画面アスペクト比に適応し、正確なマッピングを確保するために、XPPenツールアプリをダウンロードしてください。
公式ウェブサイト (https://www.xp-pen.jp) にアクセスして、XPPenツールアプリをダウンロードし、Androidデバイスにインストールしてください。
アプリを起動し、アプリの指示に従って作業エリアを調整してください。
Windows 7 以降
macOS 10.12 以降
Android 10.0 以降
Chrome OS 88 以降
Harmony OS
Linux
4.1 ドライバのインストール
デバイスを正常に動作させるために、使用前にドライバをインストールしてください。
XPPenの公式サイト(https://www.xp-pen.jp)から、製品モデルに応じたドライバをダウンロードしてください。
注意:
1. ドライバのインストール前に、すべてのウイルス対策ソフトウェアとグラフィックソフトウェアを終了してください。
2. インストール前に、他のブランドのペンタブレット/液晶ペンタブレットのドライバをアンインストールしてください。
3. インストール完了後、パソコンを再起動してください。
4. デバイスの性能を最大限に発揮させるために、定期的にドライバを最新版に更新することを推奨します。
Windows:
ファイルを解凍します。管理者権限で「exe」ファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させてください。
Mac:
「dmg」ファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させてください。システム設定→プライバシーとセキュリティ→アクセシビリティに移動します。ワイヤレスの場合:システム設定→プライバシーとセキュリティ→アクセシビリティ&Bluetoothに移動し、PenTabletDriverオプションがチェックされていることを確認してください。これらの設定が不十分な場合、デバイスとドライバが正しく機能しない可能性があります。
リストにPenTablet_Driverがない場合、「リソースライブラリー -> アプリケーションサポート -> PenDriver」の順にドライバを手動で追加してください。
Linux:
Deb:コマンド「sudo dpkg -i」を入力します。インストールファイルをウィンドウにドラッグしてコマンドを実行します。
Rpm:コマンド「sudo rpm -i」を入力します。インストールファイルをウィンドウにドラッグしてコマンドを実行します。
Tag.gz:ファイルを解凍します。コマンド「sudo」を入力します。「install.sh」をウィンドウにドラッグしてコマンドを実行します。
4.2 ドライバ紹介
ドライバはインストール後に自動的に実行されます。自動的に実行されない場合は、手動で実行してください。
デバイス未接続時、またはデバイスが正常に接続されていない場合、以下のメッセージが表示されます。接続方法をご確認の上、デバイスの再接続、パソコンおよびドライバの再起動をお試しいただき、改善しない場合にはカスタマーサポートにお問い合わせください。
デバイスがパソコンに正常に接続されると、デバイス名がドライバインターフェースの左上に表示されます。
ドライバを介して複数のデバイスに同時に接続できます。特定のデバイスに切り替えた後、そのデバイスの設定をカスタマイズし、行ったすべての変更はそのデバイスにのみ適用されます。
4.3 デバイスの設定
4.3.1 作業エリア
「作業エリア」にて、デバイスの作業エリアと画面エリアの間のマッピングを設定してください。
画面エリア
現在のモニタの表示エリアとデバイスの間のマッピングを設定できます。
複製モードで複数のモニタを使用する場合、デバイスの作業エリアはすべてのモニタにマッピングされます。作業エリアでペンを動かすと、すべてのモニタ上のカーソルが同時に動きます。
拡張モードで複数のモニタを使用する場合、「画面エリア」タブに移動して、デバイスの作業エリアがマッピングされるモニタの1つを選択します。
モニタのマッピングエリアを設定するには、2つのオプションがあります。
1. フル画面エリアに設定:選択したモニタをフル画面で使用
2. 画面エリアのカスタマイズ:作業エリアをカスタマイズするには、3つの方法があります。
ドラッグしてエリアを選択:デバイス上の点から別の点までカーソルをドラッグします。
クリックして作業エリアを設定: デバイス上でスタイラスペンを使って左上の位置と右下の位置をクリックして選択します。
座標:X、Y、W、Hの対応する入力ボックスに手動で座標を入力します。
モニタの識別:
すべての接続されたモニタを識別します。各モニタの左下隅に識別番号が表示されます。
ペンタブレット
ドライバは、デバイスの作業エリアを設定する次の方法をサポートしています。
1. フル作業エリア:デバイスの作業エリア全体が使用可能です。
2. 作業エリアのカスタマイズ:3つの方法があります。
ドラッグしてエリアを選択:カーソルをデバイス上のあるポイントから別のポイントにドラッグします。
クリックして作業エリアを設定:デバイス上でスタイラスペンを使って左上の位置と右下の位置をクリックして選択します。
座標:X、Y、W、Hの各入力ボックスに座標を手動で入力します。
3. 座標:X、Y、W、Hの各入力ボックスに座標を手動で入力します。
例:縦横比を選択した後、デバイスに円形を描くと、画面に円形が表示されるが、作業エリアの一部が使用できない可能性があります。ただし、縦横比を選択せずに円形を描くと、画面上で円形が楕円になる可能性があります。
回転の設定:
デバイスを0°、90°、180°、270°の時計回りに設定して使用できます。
左利きモード:180°を選択することで有効になります。
4.3.2 ショートカットキー
画像上のショートカットキーの位置をクリックして、その機能をカスタマイズします。
キーボードから入力:
キーボードショートカットを直接キーボードから入力して設定できます。
例えば、3DMAX ソフトウェアでは「Alt+A」に設定すると、位置合わせツールを使用できます。
複数のショートカットキーを設定することもできます。
例えば、Ctrl+C、Ctrl+Vと入力してキーを押すと、設定された機能がすべて実行されます。
Windows(Command):システムキーを含む組み合わせキーを追加できます。
例えば、Win(Cmd)+Shift+3を入力するには、Shift+3を押すだけでドライバが自動的にシステムキーを追加します。
マウス機能&修飾キーの実行:
マウスとキーボードのキーの組み合わせを設定します。
例えば「Shift」と「左クリック」を選択すると、この組み合わせに対応したソフトウェア上の動作が実行されます。
その他-プレシジョンモード:
画面の領域を限定し、その領域に対してより詳細な描画を行うことができます。
アプリケーションの実行:
選択したアプリケーションを実行します。
カスタマイズ名:
現在の設定の名称をカスタマイズできます。
4.4 アプリケーション
ドライバは、異なるアプリケーションに対応する機能を設定できます。
リストからアプリケーションを追加し、アプリケーションにチェックを入れて、ペンキーの機能をカスタマイズします。
例えば、あるアプリケーションを選択して設定を変更した場合、そのアプリケーションの起動中にのみ変更内容が有効になります。アプリケーションの切り替えはドライバが自動的に認識し、最大 7 つまで追加できます。
1. アプリケーションバーの右上にある「+」アイコンをクリックして、アプリケーションリストを開きます。
2. 表示されているアプリケーションから追加するアプリケーションを選択するか、「参照」をクリックしてインストールされているアプリケーションから追加します。
3. 「OK」をクリックすると、選択したアプリケーションが追加されます。
4. 追加したアプリケーションを削除したい場合は、アプリケーションバーで選択後「-」アイコンをクリックして削除します。
すべてのアプリケーションを選択すると、他のカスタマイズされていないアプリケーションにも適用されます。
4.5 ペンの設定
スタイラスペンが作業エリア内にある場合、デバイスはスタイラスペンを認識し、ドライバに追加します。使用するスタイラスペンはデバイスと互換性がある必要があります。
ペンキー
設定と使用方法はショートカットキーと同じです。4.3.2を参照してください。
筆圧
「筆圧」を調整するか、プリセットの筆圧オプションを選択します。
現在の筆圧:
スタイラスペンの現在の筆圧をテストします。
筆圧:
オフにすると、スタイラスペンの筆圧検知機能が無効になります。
傾き検知機能:
オフにすると、スタイラスペンの傾き検知機能が無効になります。
マウスモード:
マウスを操作する感覚を再現し、ペンを作業エリアの外に移動すると、カーソルはその位置に留まります。マウスモードを選択すると、デバイス上のカーソルの速度を調整できます。モードを選択しない場合、デフォルトでペンモードが適用されます。
Windows Ink(Windowsのみ):
Windowsはデフォルトで手書き機能に対応しています。Microsoft Office/Whiteboardまたはその他のソフトウェアでこの機能を使用する必要がある場合は、チェックボックスをオンにしてください。
4.6 ドライバ設定
設定のインポート・エクスポート:
設定内容をインポート・エクスポートし、設定ファイルとして読込・保存が可能です。(エクスポートする前に、ドライバ画面左の「保存」ボタンをクリックして変更した機能を適用してください。この機能は同じOS間でのみ利用できます。
診断ツール:
ドライバの使用中に問題が発生した場合は、診断ツールを使用できます。
フィードバック:
ドライバの使用中にご質問やご意見がございましたら、このページからフィードバックをお寄せください。
デフォルト:
すべての値をドライバデフォルトに復元します。現在のカスタマイズされた設定がデフォルトにリセットされます。
メッセージ無効化:
キーを押した時の、画面下部の状態表示を無効にします。
ショートカットキー:
オフにすると、デバイス上のすべてのボタン機能が無効になります。
4.7 ドライバのアンインストール
Windows:
「スタート -> 設定 -> アプリ -> アプリと機能(インストールされているアプリ)」の順にタップし、「Pentablet」で画面の指示に従い「アンインストール」を左クリックします。
Mac:
[Go]→[アプリケーション] に移動し、XPPenを選択し、画面の指示に従い、「UninstallPenTablet」をクリックします。
Linux:
Deb:「sudo dpkg -r XPPenLinux」を入力し、コマンドを実行します。
Rpm:「sudo rpm -e XPPenLinux」を入力し、コマンドを実行します。
Tag.gz:ファイルを解凍します。コマンド「sudo」を入力します。「uninstall.sh」をウィンドウにドラッグしてコマンドを実行します。
1. コンピュータがデバイスを認識しない。
コンピュータのUSBポートが正常に動作しているか確認してください。動作していない場合は、別のUSBポートを使用してください。
2. スタイラスペンが動作しない。
a) デバイスに付属していたスタイラスペンを使用していることを確認してください。
b) ドライバが正しくインストールされていることを確認し、ドライバのペンの設定が正常かどうかを確認してください。
3. カーソルは動くが、描画ソフトがペンの筆圧を感知できない。
a) 描画ソフトが筆圧をサポートしているか確認してください。
b) XPPenのウェブサイトから最新のドライバインストールファイルをダウンロードし、ドライバ上から筆圧が検知されているかどうかを確認してください。
c) ドライバをインストールする前に、ウイルス対策ソフトとグラフィックスソフトを無効にしてください。
d) インストール前に他社製のドライバを完全にアンインストールしてください。
e) インストールが完了したらパソコンを再起動してください。
f) ドライバで筆圧が正常であれば(Windows:ドライバのペンの設定でWindows Inkが有効になっていることを確認してください)、描画ソフトを実行して再度テストしてください。
4. 特定のソフトウェア上で線を引いた際、描画が遅延する。
パソコンの仕様(CPUとGPU)が、インストールされている描画ソフトの推奨設定要件を満たしているかどうかを確認し、開発元の FAQ などに従って、関連機能の設定を最適化してください